原子力発電所は安全です

RCサクセション忌野清志郎)が80年代に、アルバム「カバーズ」を出したときのエピソードは、ネット上にも広く伝えられているので、若い方も知ってるかもしれません。

このアルバムの中で、原子力の平和利用の安全性に対して、清志郎は疑問を呈しました。また、社会の「体制側」に対する根本的不信も打ち出しました。
結果、原子力発電施設の大手である東芝を親会社に仰ぐ東芝EMIはRCのCD発売を禁止。他レーベルから発売となった後も、東京電力を株主とするFM東京(および「体制側」NHK)では、このCDがかかることがなかったとのことです。

しーかーし!どうも最近のニュースを聞きかじっていると、清志郎の憂慮はビンゴ!だったようですね。
東芝・東電側が、「たかが」不良ロックバンドの歌で慌てた理由もしっかり存在していたというのが真実のようで興味深いですね。

東電なんていうのは、インフラを担う代わりに、業務は規制でかなり保護されいるし、社員は相当の高給と安定性を与えられているのですから、一層の責任感を抱いて職務についてもらわないといけないのですが、どうも実態は逆ですね。

JALがやばいというのも、80年代末には明確になっていましたが、20年近くたった今も凋落の傾向が止まりませんね。私の知り合いで、航空業界に詳しい人間は、(安全性に少しでも配慮するなら)JALには絶対に乗るなと言っています。

規制業界のトップ会社というのは、(安全志向の高学歴くんを集めているはずなのですが)どうしてこうダメになりやすいんでしょうね。うーーーん。